日本陸軍軍医学校防疫研究報告報告抄録
担当者氏名 岡田麗江
作成年月日 2004.9.30
 
著者 北條圓了
著者肩書 陸軍軍医学校防疫研究室 陸軍軍医少佐
著者2 新保信一
著者2肩書 陸軍軍医学校防疫研究室 雇員
著者3  
表題 「現行陸軍予防接種液の効果に関する実験 第1回」
副題 「チフス、パラチフスA・B及びゲルトネル四種混合予防接種液の効果に関する実験 其1」
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
136
種類 原著
分類1 342-3
分類2 435-4
分類3 436-4
分類4  
受付 14.10.20
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ  
開始頁 138-1
終了頁 138-10
索引用人名 北條圓了 新保信一 石井大佐
索引用方法 免疫効果 受動性免疫効果 活動性免疫効果 最小致死量
索引用材料 陸軍軍医学校旧法三種混合予防接種液 陸軍軍医学校新法四種混合予防接種液 牛腸膜
索引用対象名  
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 0
参考文献(欧) 0
0
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背景 陸軍では、従来チフス予防接種液として7種ある。陸軍医学校では、今事変に伴って昭和8年より特殊研究をして、使用する菌株製法及び菌量の変更、皇軍防疫の疫学的考察並びに迅速を要する動員業務に即応するよう「腸チフス、パラチフスA.B、ゲルトネル四種混合予防接種液」1種とし、かつ接種回数を2回として今事変発生以来全動員部隊に実施しつつある。
目的 今事変発生以来4種混合予防接種液を1種2回の接種回数としている。これらは、特殊材料のため関東軍防液部でも反襲実験研究しているが、当教室も動物実験による、チフス4種混合予防接種液の結果を報告する。
方法 軍医学校旧法3種混合予防接種液、軍医学校4種混合予防接種液、伝染病研究所3種混合予防接種液を用いて白色家兎およびマウスの免疫効果を測定。
材料あるいは対象 陸軍軍医学校旧法3種混合予防接種液(腸チフス、パラチフスA・B菌)、新法4種混合予防接種液(チフス菌、パラチフスA・B菌、ゲルトネル菌) 伝染病研究所チフス、パラチフスA・B菌ワクチン
研究対象(実施)年月  
場所  
結果 医校新法の4種混合予防接種液の1t中合計菌量6.0r、2回注射。旧法の合計菌量5.4r、3回注射。伝研研究所ワクチンは、合計菌量0.3r、2回注射であった。その方法で家兎免疫血清の免疫効果は、人体と同一量、同一回数の注射により実施したものである。凝集価は、新法によるものが他の2つより稍高い。受動性免疫効果は、チフス菌には新法ワクチンが最もよい。パラチフス菌には旧法が良く、資法によるものは最も低い。マウスによる活動性免疫試験は、医校新法による免疫により生存率は高く、優秀である。
考察 付記:この株の予防接種の効か試験では、マウスを以てする活動性免疫効果の比較のほうに予防接種効果の判定上、大きな価値をおくことを妥当と考える。また、伝研の菌株は、感染防御試験などに於いて抗原、抗体関係が「ヘテローグ」の関係にあり、医校は「ホモローグ」であり、試験成績とは絶対の比較にならないことを付言する。
結論  
備考