担当者氏名 土屋 貴志
作成年月日 2009/8/28
報告フェース情報
著者 村國 茂
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室(主任 石井少将)陸軍軍医大尉
著者2  
著者2肩書  
著者3  
表題 ケオピスネズミノミ(Xenopsylla cheopis Rothschild)に関する実験的研究 第5編
副題 成虫の遁走を許さざる最大間隙の測定
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
165
種類 原著
分類1 385-4
分類2  
分類3  
分類4  
受付 昭和16(1941).8.16
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ  
終了頁 9
索引用人名 三宅恒方、素木得一、湯浅八郎、川上理一、金子順一軍医大尉、雇員・田中千秋
索引用方法 測定
索引用材料 ケオピスネズミノミ
索引用対象名 ケオピスネズミノミ
索引用疾病名 ペスト
索引用地名 陸軍軍医学校防疫研究室
索引用その他  
参考文献(邦) 4
参考文献(欧) 0
6
1
抄録様式1
背景 「P攻撃用武器たるP菌感染蚤輸送用規制策に当り、先ず以て考慮すべき重要なる条件は生きたる運動自由なる蚤が斯くの如き容器の間隙より遁走せざることなり」。かといって気密容器では蚤が長時間生きられないので「器内外空気の連絡を絶たずして而も蚤の遁走を防止し得るが如き間隙を有する如く留意せざるべからざる次第なり」。「頃者満洲第731部隊、金子順一軍医大尉殿は上記輸送容器試作の基礎的要件たる本問題に関し余にその測定実験を慫慂せらる」。
目的 「彼等が狭隘なる間隙より遁走するに際しては運動は歩行に依ること明にして彼等に特有なる跳躍運動に依り狭き所を通過遁走することは考えられず」。「其の前進方向に存在する間隙を通過し得るや否やは彼等の前後、左右、上下の3軸のうち後の2者に依りてのみ規定せらるべし。依って本実験は此左右、上下2軸の測定をなす事に依り結論を下し得べし」
方法 クロロフォルムで麻酔した蚤成虫2000匹(雄444匹、雌1556匹)の上下軸の長さを顕微鏡で測る。左右軸の長さは、蚤が顕微鏡プレパラート上では横倒しになって測れないので、セルロイド板でスリットを作り、幅を0.13mmから1.30mmまでの19種類に変えて、その間を実際に蚤20匹がすり抜けるかどうか、2分、5分、10分後の成績を記録
材料あるいは対象 ケオピスネズミノミ、ラット、蚤分離器、クロロフォルム、顕微鏡、硝子即微計、セルロイド板、スンプ液(醋酸アミル主成分の接着剤)、濾紙、暗室
研究対象(実施)年月 (記載なし)
場所 陸軍軍医学校防疫研究室
結果 蚤の上下軸長は最小0.55〜0.6mm、最大0.95〜1.15mm。左右軸長については0.26mm以下のスリットをすり抜けた蚤は皆無
考察  
結論 間隙の対角線長0.55mm以内ならば遁走不能。対角線長0.55mm以上でも幅が0.25mm以内ならば遁走不能
注目すべき事項
本文中 「P攻撃用武器たるP菌感染蚤輸送用規制策に当り、先ず以て考慮すべき重要なる条件は生きたる運動自由なる蚤が斯くの如き容器の間隙より遁走せざることなり」。「頃者満洲第731部隊、金子順一軍医大尉殿は上記輸送容器試作の基礎的要件たる本問題に関し余にその測定実験を慫慂せらる」
図表 度数分布のグラフの数字は細かすぎて判別不能
その他  
脚注・注釈 ペストを媒介するノミに関する基礎研究の第5編
備考 昭和21(1946)年東京大学より医学博士号を得た博士論文の主論文の第5編
担当者の考察 「P攻撃用武器たるP菌感染蚤輸送容器製作」「満洲第731部隊金子順一軍医大尉殿」と明記してあるのに㊙がついていない。「P」と書けばわからないと踏んでいたのか、㊙の付け忘れか?