担当者氏名 土屋 貴志
作成年月日 2009/8/28
報告フェース情報
著者 村國 茂
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室(主任 石井少将)陸軍軍医大尉
著者2  
著者2肩書  
著者3  
表題 ケオピスネズミノミ(Xenopsylla cheopis Rothschild)に関する実験的研究 第7編
副題 成虫の跳躍能(水平移動)測定
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
218
種類 原著
分類1 385-4
分類2  
分類3  
分類4  
受付 昭和17(1942).1.14
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ  
終了頁 10(第3表は別)
索引用人名 Imms, A.D., Martini, E., Mitzmain, Weyer, 飯村保三、技生・樋口今朝登、技生・島村森道
索引用方法 測定
索引用材料 ケオピスネズミノミ
索引用対象名 ケオピスネズミノミ
索引用疾病名 ペスト
索引用地名 陸軍軍医学校防疫研究室
索引用その他  
参考文献(邦) 1
参考文献(欧) 5
2
6
抄録様式1
背景 蚤の最大の特徴である跳躍力の真相を確認する
目的 ケオピスネズミノミの成虫の跳躍による水平移動能力を知る
方法 大黒鼠を吸血させて累代飼育したケオピスネズミノミ2627(雄978、雌1649)匹を分離器で分離して大試験管に入れ、5〜6匹ずつ普通試験管に小分けする。56×75cmの白色紙に1cm刻みで同心円を30cmまで描き、蝿取粘着液をアルコールで薄めて毛筆で塗布し、中心に2cm径の白色紙の円盤を貼り付ける。試験管から蚤を中心の白色円盤に置き、跳躍させて、落下して粘着液に貼り付いた蚤の位置を記録する。蚤は1匹ずつ取ってバルサムで固定し、硝子プレパラート上に10匹程度一列に並べて、顕微鏡で雌雄別を判定して跳躍記録に追記する。
材料あるいは対象 ケオピスネズミノミ、大黒鼠、石油缶、蚤分離器、白色紙、粘着液(蝿取リボン製造会社「国益商会」製)、アルコール、毛筆、水準器、大試験管、普通試験管、バルサム[殺虫剤?]、硝子プレパラート、グリノー式双眼実体顕微鏡
研究対象(実施)年月 昭和16(1941)年12月上旬
場所 陸軍軍医学校防疫研究室第22研究室
結果 跳躍せず歩行して中心の小円盤から落ちた蚤は雄6匹雌8匹計14匹。従って測定成虫総数は2613(雄972、雌1641)匹。測定値から飛び損ねと思われるものを除外する
考察 水平移動距離の撒布域は雄のほうが雌よりも小さい。最大値は雄17.02cm、雌19.74cm。「♂♀何れも20cmを超ゆる事は殆どなきものと思考せらる」。一般に雌のほうが雄よりも水平移動距離が大きい。雄雌共に、平均値よりよく跳ぶものは跳ばないものより多く、その割合は雌のほうが大きい
結論 跳躍による水平移動距離は、雄についてはモード9.22cm、中央値9.26cm、算術平均±平均誤差は9.28±0.09cm、標準偏差2.58cm。雌についてはモード9.63cm、中央値9.79cm、、算術平均±平均誤差は9.87±0.09cm、標準偏差3.29cm
注目すべき事項
本文中  
図表  
その他  
脚注・注釈 ペストを媒介するノミに関する基礎研究の第7編
備考 昭和21(1946)年東京大学より医学博士号を得た博士論文の主論文の第7編
担当者の考察 「♂♀何れも20cmを超ゆる事は殆どなきものと思考せらる」ということがペスト蚤の取扱上最も重要な成果だろう