担当者氏名 土屋 貴志
作成年月日 2009/9/2
報告フェース情報
著者 村國 茂
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室(主任 石井少将)陸軍軍医大尉
著者2  
著者2肩書  
著者3  
表題 ケオピスネズミノミ(Xenopsylla cheopis Rothschild)に関する実験的研究 第10編
副題 成虫分離器の考案
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
269
種類 原著
分類1 385-8
分類2 395-6
分類3  
分類4  
受付 昭和17(1942).3.17
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ  
終了頁 20
索引用人名 Hindle, E., Bishopp, F.C., Mason, C.F., Koch, A., Heikertinger, F., Morison, J., Roubaud, E., Ioff, I., Traut, I.I., Hase, A., Lutz, A., Wassilieff, A., Webster, W.J., Chitre, G.D., Pawlowsky, E.N., Bacot, A., Martin, C.J., Sikora, H., Martini, E., Leeson, H.S., Coreuff, Estrade, F., Tinker, I.S., Zenkevich, A.M., Tiflov, V.E., Potapov, V.D.
索引用方法 飼育、分離
索引用材料 ケオピスネズミノミ、蚤分離器
索引用対象名 ケオピスネズミノミ
索引用疾病名 ペスト
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 3
参考文献(欧) 20
11
 
抄録様式1
背景 「成虫を分離して其の棲息数、宿主動物との関係、寄生率、寄生部位、寄生時期、蚤種等の相互関係を観察するは、蚤の分布分類の調査或はペスト流行時に於ける自然生息蚤の感染度調査等を実施するに当り、先ず第一に必要なるべき方法手段なり」。「然れども分離方法の如何が特に問題となるに到れるは、分離蚤を分離後生かしたる儘何等か実験生態学的又は実験生理学的研究の材料たらしめんとする必要ある場合にして」「蚤の実験的研究に於て成虫分離の方法に関する記載なきものは価値なきものと称し得る場合あるべし」。生きた蚤で実験するために大量飼育する場合には蚤を蚤床や宿主動物から分離するのは簡単ではない
目的 蚤の背光性を利用し大型硝子容器を用いる従来の方法では重く破損しやすく取付も容易ではないので、取扱いの簡易な分離器を開発する
方法 分離器1)薄い金属板で箱を作り1つの面を傾斜させて硝子を付け、硝子越しに電気スタンドの光を当てて、反対側から落ちた蚤を受容器で集める。分離器2)光源を箱の中に納め、全体を金属板製にする。分離器3)蚤の背光性だけでなく負の向熱性(高温を嫌う)も利用し、電熱温水槽で蚤床を40度に加熱しながら光を当てる
材料あるいは対象  
研究対象(実施)年月 昭和16(1941)年
場所 (記載なし)
結果 分離器1)平均1時間で5-6gの蚤を集めるが、他の物にぶつけて硝子に亀裂が入ったり破損することがあり、硝子の接着用パテに鋸屑や蚤が付着することもあった。分離器2)ぶつけて破損することもなく軽量で取扱容易。しかし鋸屑に潜った蚤に光が届かず追い出せない。分離器3)はまだ大量分離に使用していない。
考察  
結論 「成虫分離方法の適不適は既述せる如く全く其の分離目的により決定せらるべきもの」。「単に篩或は吸引等の如く全く物理的原理に基づくもの、或は麻酔剤により跳躍能を消失せしめて之を聚めんとするが如き薬物による化学的方法に対し、余は趨性学に基く生物学的分離器なるものの完成こそ、蚤成虫大量分離の目的を達成する最も合理的研究方針なりと結論す」。
注目すべき事項
本文中 蚤の分離方法に関する先行研究を詳しくレビューしている
図表  
その他  
脚注・注釈 ペストを媒介するノミに関する基礎研究の第10編
備考 昭和21(1946)年東京大学より医学博士号を得た博士論文の主論文の第10編
担当者の考察 実験用の大量飼育だけでなく、兵器用の大量飼育の際の分離も視野に入れた研究か?とくに分離器3は、1や2に比べて、とても大がかりな装置