日本陸軍軍医学校防疫研究報告抄録
担当者氏名 岡田麗江
作成年月日 2006.1.25
著者 井上隆朝
著者肩書 陸軍一等軍医
著者2 小林武彦
著者2肩書  
著者3  
表題 「コレラフォルモワクチン」の研究
副題 第2報 牛腸膜をもって透析する場合の毒性並びに抗原性に就いて
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
296
種類 原著
分類1 342-38
分類2 438-4
分類3  
分類4  
受付 16.10.1
印刷数  
米国メモの有
米国メモ  
開始頁 296-1
終了頁 296-10
索引用人名 井上隆朝 小林武彦 石井軍医正
索引用方法 0.4%コレラフォルマリン加ワクチン 牛腸膜による24時間透析
索引用材料 コレラフォルマリン加ワクチン、牛腸膜
索引用対象名  
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦 0
参考文献(欧 0
0
10
背景 従来フォルマリン加ワクチンは、実験上他種ワクチンより優良の報告があるが、研究者は注加されたフォルマリンを除去した方が抗原性の発揮や毒性の減弱に効果的であると考えた。
目的 0.4%コレラフォルマリン加ワクチン を調整し、牛腸膜により24時間透析したものとしないものとで毒性、抗原性の差異を検討する。
方法 マウスの腹腔内にフォルマリン加ワクチンの透析したもの、透析しないものを注入し、7日間観察する。また、マウス、家兎により自動免疫を行い、感染防御能力、抗原対産生を比較対照する。
材料あるいは対象 0.4%コレラフォルマリン加ワクチン、牛腸膜
研究対象(実施)年月 体重10g前後のマウス、 家兎
場所  
結果 マウスの毒性試験は、牛腸膜による透析の有無に差異はほとんど無し。マウスに両者をもちいて免疫し、そのワクチンの防御能力に大差なく、むしろ透析したワクチンの方が劣る。家兎免疫試験では、凝集価は、大差無く非透析ワクチンがわずかに値が高い傾向。
考察  
結論 0.4%コレラフォルマリン加ワクチンを牛腸膜により透析しても毒性抗原性に於いてとくにまさるものではない。むしろ劣ることさへある。牛腸膜は滅菌困難であり、この透析法はワクチン調製には、適当と推奨し難い。
備考 ワクチン中のフォルマリン検出試験は、佐々木薬剤師が担当。