担当者氏名 大野研而
作成年月日 05・12・11
報告フェース情報  
著者 太田藤市郎
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室(主任 増田大佐) 陸軍軍医大佐
著者2 出井勝重
著者2肩書 担任指導 陸軍軍医少佐
著者3  
表題 ガス壊疽血清の精製濃縮および凍結乾燥操作による抗毒素価の動揺について
副題  
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
481
なし
種類 原著
分類1 428−3
分類2 358−004
分類3 358−005
分類4  
受付 昭和18.3.4
印刷数  
米国メモの有無  
米国メモ  
頁数 8
索引用人名 内藤良一、若月 喬
索引用方法  
索引用材料  
索引用対象名 精製濃縮血清、凍結乾燥血清、精製濃縮凍結乾燥血清、血清抗毒素価
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 2
参考文献(欧)  
 
7
抄録様式1  
背景 血清を精製濃縮する目的は、血清中の有効成分を含む「グロブリン」のみを集め、不必要な夾雑物を除去し、効
  価に比し蛋白量の少ない血清を得て、血清病などの副作用を減らすことにあり、また血清凍結乾燥の目的は重
  量や容積を軽減して輸送が便利なようにするだけでなく、効価の減弱を防止して長期間の保存ができるように
  することにある。
目的 前記各種操作を施された血清が、その目的を達成できているかどうか、ことに血清効価の変動については、従来
  あまり研究されていないので、これら各種操作が血清効価に及ぼす影響を検討した。
方法 陸軍軍医学校防疫部の製造した免疫元(アラウントキソイドとトキソイドで、馬の免疫を行ったものの中から、各
  菌種ごとに1頭ずつ選んで採血し、その血清に防腐剤を全く加えないもの、石炭酸またはマーゾニンを加えたもの
  について陸軍検定法により、つぎのような操作を加えたあとの、抗毒素価を測定した。(1)生血清(無処置血清)
  (2)生血清を直ちに血清乾燥機によって乾燥させたもの。単位測定にあたっては生理食塩水で原量にもどす。
  (3)無処置生血清を硫酸アンモニウムで精製濃縮したもの。(4)前記生血清を精製濃縮し、引き続き血清乾燥
  機で乾燥させたもの。使用にあたっては生理食塩水に溶解するものとする。
  つぎに以上の成績に基づき、各種操作別により、当初の生血清の抗毒素価の動揺を追求するため、以下のよう
  にその抗毒素価を比較検討し、考察を加えた。(1)生血清対直接凍結乾燥血清、(2)生血清対精製濃縮血清、
  (3)生血清対精製濃縮凍結乾燥血清、(4)精製濃縮血清対精製濃縮凍結乾燥血清、(5)直接凍結乾燥血清と
  (4)との比較、(6)防腐剤添加による抗毒素価の動揺に及ぼす影響、(7)添加防腐剤の種類による抗毒素価の
  動揺の比較、(8)免疫血清別の各種操作による抗毒素価の動揺の比較。
材料あるいは対象  
研究対象(実施)年月  
場所  
結果 (1)ウェルシ、ノービイ、ビブリオン・セプチックおよびヒストリチクスなどの各種血清につき、生血清
  、凍結乾燥させたもの、精製濃縮させたもの、および精製濃縮凍結乾燥させたものなど、各種
  操作を加えたものの血清抗毒素価を測定したところ第1、2表のようであった。すなわち、@各
  血清は直接に凍結乾燥させたときは原単位価の、70,8−86,6%、平均77,6%に減少した。
  A各血清を精製濃縮した時は、原単位価の、133,3−173,3%、平均151,8%に濃縮される。
  B、Aにより濃縮された血清を凍結乾燥させたときは再び単位価が減少し、最初の単位価の
  116,6−160,0%、平均132,6%となる。(表3−6)。(2)つぎに防腐剤添加の有無により
  抗毒素価に変動があるかどうかを検討したが、特記すべき差を認めなかった。(3)添加防腐剤の
  種類による抗毒素価の変動につき検討したが、マーゾニンおよび石炭酸のいずれを加えても、差
  はなかった。(4)これらの各種操作を加えられた免疫血清種別間の、抗毒素価の動揺を考察し
  たが、特記すべき差を認めなかった。
考察  
結論 (1)無処置生血清に各種操作を加えた時、抗毒素価の動揺は下記のようであった。@生血清(無処置のもの):100%、A凍結乾燥血清:平均77,6%、B精製濃縮血清:平均151,8%、C精製濃縮凍結乾燥血清:平均132,6%。しかしながら、血清の種類別では特に差はないようである。(2)防腐剤(石炭酸およびマーゾニン)添加の有無、ならびにその種類の、各種血清の抗毒素価の変動に及ぼす影響は特記すべきものはない。
抄録様式2  
抄録  
注目すべき事項  
本文中  
図表  
その他  
脚注・注釈  
備考  
担当者の考察