担当者氏名 大野研而
作成年月日 06・1・25
報告フェース情報  
著者 樋渡喜一
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室(主任 井上大佐)
著者2 小林六造
著者2肩書 担任指導 嘱託
著者3  
表題 野兎病菌(Bact.tularennse)の培養に関する研究
副題 第2篇 動物諸臓器浸出液加倍地について(特に平板培地の考案)
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
642
なし
種類 原著
分類1 442−1
分類2 314−42
分類3  
分類4  
受付 昭和18.10.6.
印刷数  
米国メモの有無  
米国メモ  
頁数 23
索引用人名 Mc Coy,G.W., Chapin C.W., Jackson D.D., MuerT.C., Bronfenbrennner and Schlesinger, Torrey,J.C., Heller H.
  H., Cleveland,L.R., Sanders,E.P., Collier,J., Haddleson, L.F., 山野内祐次郎、Gins,H.A., Jermoljewa,Z., Steigler,
  A., 堀内富雄、岡部澄雄、Pelouze,P.S., Francis, E., Shaw, W., Rhamy,B.W., 田中豊実、伊熊健治、Difco-
  Laboratories, Levine,M. Schoenlein,H.W., 工藤正四郎、大原八郎、Green R.G., 小林正、川上文雄、前田春雄
索引用方法  
索引用材料  
索引用対象名  
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 8
参考文献(欧) 22
1
16
抄録様式1  
背景 第1篇で述べたように、野兎病菌の培地についてはMc Coy and Chapin以来、多数の研究があり、私の比較試
  験の結果は家兎血液を用いた肉水C.G.B.A.、卵黄血清、卵黄培地が優れているがこれらは入手が困難でとくに
  大量を要する場合は不便である。
目的 私は培養成績がさらに良好で、大量、簡単に作りうるものを目標に研究を進め、豚肝浸出液を基礎として血液寒
  天を作れば馬血液を用いても極めて良好な成績を得、目的を達したと信じるのでここに報告する。
方法 下記の菌株を肉水C.G.B.A.斜面上に塗抹、37℃に2日培養したものから、標準白金耳でかきとって、1cc1mgの
  食塩水菌浮遊液を作り、これを10進法で段階的に希釈し、この菌液から特別に作った大白金耳(第1篇参照)で
  1白金耳を取り試験すべき斜面に充分に塗抹し、37℃のフラン器に入れて翌日から7日目まで毎日ほぼ同時刻
  に観察した。(記載法は表1)。この他原培養斜面からも直接多量の菌を白金耳で取り、ただちに供試培地に塗
  抹培養してその成績を観察した。
材料あるいは対象 @これまでに各種培地の培養比較試験に用いた中の2株、すなわち大原氏より分与を受けた、強毒で粘ちょう性
  の弱い国井株と、伝染病研究所より分与を受けた、弱毒で粘ちょう性の強い小田株とを用いた。(第1篇参照)
  A培地の製法:(1)臓器浸出液:臓器500g、蒸留水1000cc。通常の肉水調整と同様で、牛または馬肉のか
  わりに、臓器を用いた。(2)普通寒天:臓器浸出液1000cc、照内ペプトン10g、食塩5g、寒天25−30g。一般
  の普通寒天の製法による。(3)チスチン、ブドウ糖、血液などを加える場合、(略)。この他に使用した肉水、C.G.
  B.A.(馬血液)、卵黄培地、卵黄血清培地については第1篇のとおり。
研究対象(実施)年月  
場所  
結果 *培養試験成績:小括:豚肝浸出液を用いることにより血液寒天ないしC.G.B.A.とすれば、血液は馬血液でも極
  めて良好な発育を示し、C.G.B.A.を用いれば平板培養も可能で良好な成績が得られた。この培地の平板でも、又
  斜面としても動物からの菌の分離培養に用いて良好である。牛肝も、良く水洗して調整すれば良好である。
  *豚肝C.G.B.A.上培養菌の毒力その他の性状:小括:豚肝C.G.B.A.上の菌は発育は旺盛であるが、初代培養の
  毒力は比較的弱いが37代継代したものでもさほどの減弱を認めない。肉水C.G.B.A.上の菌は発育は旺盛では
  ないが、初代培養菌でも37代継代したものでも毒力は最も強い。卵黄倍地上の菌は毒力は初代培養菌ではほ
  ぼこの両者の中間であるが、37代継代後は毒力は著しく減弱する。形態、被凝集力などは大きな差を認めなか
  った。また各倍地上の菌を室温約30℃に放置すると豚肝C.G.B.A.上の菌は速やかに死滅して、25日目は培養
  し得るが31日目以後は培養できず、卵黄倍地上の菌は32日目まで培養でき、肉水C.G.B.A.上の菌は40日目
  迄培養できた。45日以後はどの培地からも培養できなかった。
考察 略。
結論 1.豚肝加熱浸出液を用いて作製した血液寒天に野兎病菌は極めて良好な発育を示す。血液は馬血液その他で
  良く、C.G.B.A.(チスチンブドウ糖血液寒天)とすれば、発育はいっそう旺盛で菌の大量獲得に適する。2.豚肝
  C.G.B.A.を用いれば平板培地として良好で動物からの分離培養に用いられる。3.毒性保持および菌株保存には
  肉水C.G.B.A.(馬血液使用)が良好である。
抄録様式2  
抄録  
注目すべき事項  
本文中  
図表  
その他  
脚注・注釈  
備考  
担当者の考察