陸軍軍医学校防疫研究報告抄録
担当者氏名 岡田麗江
作成年月日 2007.12.25
著者 弘岡正
著者肩書 陸軍軍医学校軍陣防疫学教室 陸軍軍医少佐
著者2 宮田秀雄
著者2肩書  
著者3  
表題 結核予防接種液(B.C.G.ワクチン)の効果に関する調査
副題 第1報
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
802
種類 原著
分類1 421-4
分類2 342-21
分類3  
分類4  
受付 19.3.4
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ  
開始頁 802
終了頁 802-5
索引用人名 弘岡正 宮田秀雄 石井少将 林武夫
索引用方法 陸軍省医務局:結核予防接種成績報告調査 防疫研究室結核予防接種心得案調査
索引用材料 結核予防接種成績報告様式 防疫研究室結核予防接種心得案調査表様式
索引用対象名 軍隊 官衛 学校
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 4
参考文献(欧) 0
0
5
背景 日本学術振興会第八小委員会は結核に関する報告で、人体接種において毒性なく些かの危険なく、結核発病及び結核死の予防に顕著な効果を認めている。陸軍部内のB.C.G接種は、昭和17年11月陸軍軍医学校防疫研究室B.C.G.の完成以来、昭和19年2月現在まで補給総量39万人分を超える状況である。この間研究室では、陸軍軍医学校防疫研究報告第2部第474号「結核予防接種液接種心得案に基づく調査表」を各補給先に照会し回答を求めている。一方、陸軍省は医務局長の名でB.C.G.接種した部隊に対し報告をさせている。
目的 陸軍部内のB.C.G.接種効果の調査を命じられてので、先ず防疫研究室の結核予防接種心得案調査表と陸軍省医務局長への各団隊長のB.C.G.接種効果の報告書を資料として分析し、その結果を報告。
方法 陸軍省医務局長への団隊長によるB.C.G.接種効果の報告書と防疫研究室の結核予防接種心得案に基づく調査表の分析。また、軍隊、官衛、学校を比較する。
材料あるいは対象 団隊長の医務局長への報告様式に基づく報告書 防疫研究室結核予防接種心得案調査表様式調査書
研究対象(実施)年月  
場所  
結果 92団隊の回答により、軍隊15331人、官衛17579人、学校2949人計35859人について調査した。ツ反応術式及び判定法は、軍隊式に則る。接種B.C.G.ワクチンは陸軍軍医学校製造(製造後6日以内のもの)。B.C.G.接種後のツ反応陽転率は、3ヶ月後で92%前後と推察。潰瘍形成者は軍隊8.7%で最も多い。接種後第3〜4週に発生、大部分は2ヶ月以内に治癒(5〜6週のものもいるが)。結核性疾患発生率は平均0.4%であり、非接種群との比較が出来ず、観察期間が短く、報告書や回答に信頼性も少ないので評価は難。死亡1人。
考察  
結論 陸軍軍医学校が補給したB.C.G.ワクチン(結核予防接種液)によるツ反応陽性転化率は3ヶ月後で、平均92%。B.C.G.ワクチン接種による潰瘍形成者は平均5.7%で2ヶ月以内に治癒するものが大部分である。結核性疾患発生率は平均0.4%で、被接種者35859名中1名が調査期間に結核性疾患により死亡。
備考