担当者氏名 土屋 貴志
作成年月日 2010/3/9
報告フェース情報
著者 小酒井 望 (表紙には「陸軍軍医学校防疫研究室」、2頁目に「主研究者」として記載)
著者肩書 陸軍軍医中尉
著者2  
著者2肩書  
著者3  
表題 ケオピスネズミノミの営繭、蛹化、羽化に及す温度及湿度の影響に就て
副題 第1編 前蛹期及蛹期と温湿度との関係
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
860
種類 原著
分類1 385-4
分類2  
分類3  
分類4  
受付 昭和19(1944).3.6
印刷数  
米国メモの有無
米国メモ 末尾空白部分に「nekton plankton」
終了頁 8
索引用人名 Zwoelfer, 実験助手寺田吉雄
索引用方法 飼育観察
索引用材料 ケオピスネズミノミ、大黒鼠、石油缶、乾燥血液、シャーレ、恒温器
索引用対象名 ケオピスネズミノミ
索引用疾病名 (ペスト)
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 2
参考文献(欧) 0
2
2
抄録様式1
背景 著者はすでに摂氏30度以上の高温でのケオピスネズミノミの営繭、蛹化、羽化について実験を行い、高温限界を報告し、営繭が湿度に影響されると予想した
目的 「30℃以下における営繭、蛹化、羽化を観察し、前蛹期及蛹期の長さ、営繭率、蛹化率、羽化率と温湿度の関係、更に蛹の低温保存所謂冷蔵に関して実験せり。先ず前蛹期と蛹期の長さと温湿度の関係を報告す」
方法 大黒鼠を給血源とし鋸屑を蚤床として石油缶で約22℃で飼育したケオピスネズミノミの幼虫を1匹ずつガラス管に乾燥血液少量と共に入れる。湿度を調整し、恒温器で温度を1日3回測定しながら一定に保つ。「1日1回10〜12時に恒温器より取り出し、営繭、蛹化、羽化を観察し、営繭乃至蛹化せば硝子管の口を布にて蔽いたり。……羽化せる成虫は直ちに麻酔し雌雄を区別せり。営繭開始より蛹化迄を前蛹期、蛹化より羽化破繭迄を蛹期とす」。温度18.6〜30.0℃、湿度100%、95%、75%を組み合わせて前蛹期間と蛹期間を測定
材料あるいは対象 ケオピスネズミノミ
研究対象(実施)年月  
場所  
結果 「破繭の1は長楕円形をなす繭の一方の突端」「繭を出づるは必ず頭端を先にす」「繭を出づる際Meconiumを排泄するを認む」「破繭刺激には振動が有効なるものの如く」「18.6℃に於て約30匹供試せるも営繭、蛹化せるものなし」「羽化率は湿度により著しき影響を受け上述せる如く温度18.6℃迄は50%以下となれば羽化するものなく、湿度100%となれば羽化率再び低下す。又湿度の上昇と共に営繭せずして蛹化するもの増加す」「雌雄により前蛹期間は差なきも蛹期間に差ありて、此の差は低温となる程大なり」「低温となるに従い個体差大となり、雄や雌に比し個体差大なり」
考察 「幼虫は低温には全く耐え得ざるものの如し」「雌雄により発育低温限界に差ありと想像さる」
結論 (1)同一温度では湿度が異なっても前蛹期および蛹期の長さは変化しない。(2)前蛹期および蛹期は温度の低下と共に著しく長くなる。(3)前蛹期は雌雄差はないが蛹期は雌雄差が大きく、低温となる程差が大きくなる。(4)低温になるに従い個体差が大きくなり、とくに雄では著しい。前蛹期は個体差が非常に大きい
注目すべき事項
本文中  
図表  
その他 表紙の著者記載は「陸軍軍医学校防疫研究室」、2頁目冒頭に「部長 陸軍軍医少将 石井四郎」「研究指導 陸軍軍医少佐 村國茂」「主研究者 陸軍軍医中尉 小酒井望」とあり
脚注・注釈  
備考  
担当者の考察 ペスト蚤にするケオピスネズミノミの飼育条件の解明