担当者氏名 大野研而
作成年月日 06・3・26
報告フェース情報  
著者 宮崎淳臣
著者肩書 陸軍軍医学校防疫研究室 (部長)陸軍軍医少将 石井四郎
著者2 井上隆朝
著者2肩書 陸軍軍医少佐
著者3 内藤良一
表題 破傷風・ガス壊疽人体能動免疫に関する研究
副題 第3篇 破傷風免疫元のブドウ糖添加乾燥法
 出典著者  
 出典表題  
 出典雑誌・書籍名  
 出典頁  
 出典発行年  
 出典社名  
899
有り
種類 原著
分類1 426−4
分類2 342−267
分類3  
分類4  
受付 昭和19.5.7.
印刷数  
米国メモの有無 なし
米国メモ  
頁数 17
索引用人名 久保田、宮川、宮崎、内藤、若月、大月
索引用方法  
索引用材料  
索引用対象名  
索引用疾病名  
索引用地名  
索引用その他  
参考文献(邦) 8
参考文献(欧)  
1
7
抄録様式1  
背景  
目的  
方法  
材料あるいは対象  
研究対象(実施)年月  
場所  
結果  
考察  
結論  
抄録様式2  
抄録 緒論:前報で私は、破傷風細谷氏精製明礬トキソイドで、健康陸軍下士官70名に予防接種を実施し、確実な免
  疫元性を得たことを報告した。しかし元来軍用予防接種液は、軍の作戦に適応し不時の大量需要に備えるため
  長期の蓄積を必要とし、長途の輸送とくに熱地における集積に耐える必要がある。そして液状の形態の予防接種
  剤は高気温での長期保存には不安がある。そこで我々は適当な方法で乾燥した免疫元は乾燥によりその効果を
  失わないだけでなく、液体に比しはるかに長期の保存に耐えるという知見を有している。この目的の為、これまで
  に多くの先人により乾燥法の研究が繰り返されそれぞれその目的を達している。特に当教室において内藤氏とそ
  の共同作業者は、凍結真空乾燥法の系統的研究を大成し、血清及び微生物などの保存に多大の利便を与えた。
  そして最近宮川教授は「固体膠質」と称する乾燥新方法を提示し、同僚大月氏はこれをワクチンに試みてその優
  れていることを確かめた。凍結真空乾燥法と、この乾燥法とを比較すると、前者は被乾燥体の生物学的性状を損
  なわずに保存する事に優れ、後者は乾燥速度が速く大量生産に適するように思われる。すなわちワクチンの乾燥
  については後者で可と考えられるので、私は破傷風細谷氏精製明礬トキソイドを本乾燥法で行う乾燥を試みた。
  第1章:乾燥諸条件の決定・第1節:供試材料・略。第2節:遠心沈降管のまま乾燥させる実験・略。第3節:乳鉢
  に入れ乾燥させる実験・略。第4節:シャーレに広げ乾燥させる実験・略。第5節:以上実験成績の小括:1.ブド
  ウ糖添加量は、原液(沈査):ブドウ糖粉末=1:1〜1,5を適当とする。添加量をそれ以下とすると泡沫粘ちょう状
  となり乾燥困難である。2.乾燥用容器としてはシャーレを最上とする。シャーレを用いると、遠心沈降管および乳
  鉢に比しブドウ糖添加時の混和が容易で乾燥速度が速いだけでなく乾燥後の容器からのはく離が容易である。
  3.乾燥体の外観はいずれも淡褐白色で、ビスケットのような凹凸不平の板状の不透明な固体で、これを乳鉢で
  すりつぶしアンプラに常圧のまま封入、蒸留水で溶解すると1分以内に完溶する。これを暗視野装置で検鏡する
  と、微細な均等大の粒子(0,2〜0,3μ)の浮動するのを見る。第6節:ブドウ糖添加量の決定実験・略。第7節:
  乾燥製剤のアンプラ内単位収容量決定実験・略。第8節:本章の小括・細谷氏精製明礬トキソイドのブドウ糖添加
  真空蒸発乾燥法は次のごとくである。1.原トキソイド800ccを遠心沈殿し、沈査をシャーレに移し、ブドウ糖粉末
  約15gを加える。2.硫酸乾燥器に収納しロータリーポンプで吸引、真空蒸発乾燥する。3.乾燥後乳鉢ですりつ
  ぶし、20cc入り血清乾燥用アンプラに真空封入する。4.使用に際しては注射器に水をいれ注射針をゴム栓中央
  陥凹部に刺入し、真空中に直接水を注入し別の容器に移し、5%ブドウ糖浮遊液(300ccに溶解)とする。
  第2章:乾燥製剤の免疫元性・第1節:乾燥製剤のLi価・りゃく。第2節:モルモットに対する免疫元性・略。第3節:
  人に対する免疫元性・略。第3章:考察・第1節:ブドウ糖添加乾燥法に対する考察・略。第2節:乾燥製剤の免疫
  元性に対する考察・略。
  *総括および結論:破傷風細谷氏精製明礬トキソイドおよび粗明礬毒素につき、ブドウ糖添加による乾燥を試み、
  下記の所見を得た。1.上記の液に適量のブドウ糖粉末を加え、硫酸乾燥器中で真空蒸発させる事により容易に
  溶解し、かつ微細平等な分散体となる粉末乾燥体を製造しえた。2.この乾燥工程に必要な諸条件を決定した。
  3.本法により乾燥操作を施した被乾燥体を再び、原容量に溶解させたものは原液とほぼ同等の免疫元性および
  毒性を有する。
注目すべき事項  
本文中  
図表  
その他  
脚注・注釈  
備考
担当者の考察